【非推奨】1週間でG検定に合格する方法
こんにちは。今日は砕けた文章を書きたい気分のじろです。
近況ですが、仕事は忙しいものの、大学院は夏休みなので、仕事後の夜や休日は比較的暇です。Pythonの勉強をしたり、統計の勉強をしたり、映画を見たり、Twitterのスペースを開いて旧友と盛り上がったり、Among Usをやったり、寝たりしています。新型コロナウイルス感染症がなかったら週末を使って旅行とか行きたいんですけどね。
今夜も暇なので、大学院の話題ではないですが、ブログ記事を書いていこうと思います。
今日はG検定についてです
突然ですが、「G検定」って知ってますか?
G検定は、日本ディープラーニング協会が行っている、ディープラーニングを事業に活用する能力や知識などを問う検定です。ちなみに、G検定の「G」はジェネラリストの略です。ゴキブリではありません。
私は、先日の記事に書いた通り、2021年7月にG検定を受験し、無事合格することができました。
(合格者は下のロゴを使うことができるらしいんですが、使い所わからなかったのでこのブログに貼ってみました。)
私は1週間の学習期間でG検定を受験し、合格することができました。1週間しか時間を取れなかった要因は、6月末に受験した別の資格試験との兼ね合いや、大学院の中間試験との兼ね合いがあったことです。あとは、試験の少し前に謎の自信が湧いてきて試験対策をやめたのもあります。
今回は、G検定の概要や合格のためにやったこと、今後受験する方へのアドバイスなどを書いていこうと思います。
この記事の想定読者層
- G検定合格が目的の方:昇進や転職などで、資格取得が目的の方向けです。G検定の試験勉強の中で、AIやディープラーニングについて体系的に学びたい方はこの記事は全く参考になりません。
- 試験までに時間の余裕がない方:付け焼き刃でもなんとか乗り切りたい方向けです。ある程度試験対策に時間が掛けられる方はこの記事は読まなくて良いです。
- 暇な方:G検定に興味がある、筆者に興味があるという暇な方は読んでみてもいいかもしれません。
本題に入る前に
本記事には、あくまで私個人が合格するまでに行ったことなどをまとめており、読者の皆さん全員にそれらを推奨できるようなものではありません。この記事をG検定の関係者に見られたら色々とまずいことになりそうですが、こんな人もいるんだなくらいのテンションで、読んでください。真面目に確実に合格されたい方は、早めに対策を始めるとともに、他の方のブログをどうぞ。
G検定の概要
それでは、だいぶ保険を掛けたところで、本題に入っていきます。
まずは、G検定に馴染みのない方向けに、概要をざっと記載します。もう知っているという方は次の項目まで飛ばしていただいて構いません。
G検定は、冒頭に書いたように、AIやディープラーニングの基礎知識を有し、適切な活用方針を決定して、事業活用する能力や知識を有しているかを試験で確かめる検定です。毎年3回(3月/7月/11月)開催されています。
試験時間は120分で多肢選択問題220問程度(!?)に回答します。
自宅でオンラインで受験します。受験資格などはないので、誰でも受けられます。
受験料は一般13,200円、学生5,500円(税込)です。ちなみに、社会人大学院生も立派な学生なので、もちろん学生価格で受験できます。学生は最高!
出題分野は以下の通りです。
筆者のスペック
「1週間で」とブログタイトルに書いている以上、受験前のベースがどのくらいだったのかは明記した方が良いと思いますので、ざっと書きます。
・文系学部卒。大学時代AIやディープラーニングの知識ゼロ。
・金融機関で営業に2年半従事した後、情報システム系部門に異動。AIを活用したSaaSを社内に横展開するプロジェクトにアサインされたが、社内調整や社内広報活動などを中心に行っていたので、AIに関しては軽ーく触れる程度。技術的な面は全く把握せず。
・社会人大学院生として、情報系大学院に入学して3ヶ月程度。情報セキュリティやプロジェクト管理、ソフトウェア開発手法などを学修。AIやディープラーニング関連の授業は履修せず。
・G検定受験の3週間前に基本情報技術者試験を受験し、合格。
・G検定受験の1週間前にAIの開発部署に異動。
総括すると、AIやディープラーニングに関する知識はほんの少しだけあり、「なんかAIって便利だよね」程度の状態から試験対策を始めました。
1週間で合格する方法
では、こんな状態から1週間で合格するためにやってよかったこと、やらなくてもよかったことを書いていきます。
前提 - G検定は「G(oogle検索力)検定」
いきなり何を言い出すんだといった感じですが、このブログ記事の結論はこれに尽きます。
試験は出題範囲がめちゃくちゃ広いので、本番は基本的に初見問題だらけです。
後述しますが、カンペなどを用意しても新技術や時事問題には対応できないので、いかにインターネット上から最新の情報をキャッチするかが試験の合否を左右すると言っても過言ではないと思っています。
また、120分で約220問に回答するので、1問30秒程度が目安になりますが、はっきり言って全く時間が足りません。いかに高速に効率よく検索するかもポイントになります。
G検定がG(oogle検索力)検定であると書いたのは、そのような背景があるからです。
では、以降は具体的な試験対策方法に入っていきます。
高スペックのPCを用意する
はい、早速課金です。時間は金で買える。
もちろん低スペックなPCでも受験自体は可能ですが、高速に検索するにあたってはなるべくスペックの高いPCの方がいいと思います。
ちなみに、高スペックと言っても、ウェブ検索が滞りなくできるくらいのスペックで良いです。ゲーミングPCみたいな超高スペックのPCは不要です。あってもいいですが。
高速のインターネット回線を用意する
はい、またしても課金です。
これも高スペックPCと同じですが、検索を高速に行うために必要な投資です。
高スペックPCと高速インターネット回線は試験後も役に立つので、この機会にお金かけちゃいましょう。
公式テキストはしっかり読まなくて良い
G検定には公式のテキストがあります。
ちなみに、メルカリなどのフリマアプリで購入しようとすると、検索結果に第1版が混ざっていることもありますが、ディープラーニングを取り巻く環境は日々大きく変化しており、第1版の記載内容が一部古くなっている可能性があるので、最新版を購入するようにしましょう。
いわゆる試験対策と言えることは、この公式テキストを読む。これだけです。それもざっと読むだけでOK。
公式テキストを読む目的は、試験本番でウェブ検索をする際に、ある程度当たりをつけて検索できるようにすることです。G検定は多くの問題が4択問題ですが、4つの選択肢全てについて検索をしていたら、時間が圧倒的に足りなくなります。少し知っているだけでも選択肢を減らすことができる場合もあるので、ざっと公式テキストを読んで、広く浅く知識をつけておくと安心です。
公式テキストをすべて暗記しても試験範囲は網羅できません。最新の動向についての問題をはじめ、多くの分野で公式テキストの記載内容をはるかに超える難しい問題が出題されるので、公式テキストに頼りすぎない方が良いと思います。
カンペは作らなくて良い
他のブログ記事などでは、自分用のカンペを作成したり、他の人が作ったカンペを拝借したりして、試験中にウェブ検索をしなくても良いようにするという対策が紹介されています。
しかし、自分用のカンペ作成は時間効率があまりにも悪いのでお勧めしません。試験対策に十分に時間が取れる方は、効率はあまり良くないですが、知識の整理などにも役立ちそうなので、やってみてもいいかもしれません。重ねてになりますが、お勧めはしません。
他の人が作ったカンペを拝借する作戦は、私も実践しました。が、使ったカンペが悪かったのか、試験問題が相当ディープだったのか不明ですが、体感1割程度の回答にしか活用できず、途中からネット検索1本に切り替えました。カンペ拝借については、高品質なカンペが入手できるのであれば積極的に活用するのが良いと思います。
わからない問題は潔く諦める
先述の通り、1問30秒程度で回答しなければならないという制約の中で、どうしても回答できない問題が出てきます。時間をかけて正解にたどり着きたくなる気持ちはわかりますが、沼にハマると他の問題にも影響が出てしまうので、1分かけても解けない問題が潔く諦めましょう。
集中力を高める工夫をする
試験は2時間みっちり集中する必要があります。途中で集中力が切れないように、睡眠を十分に取るなどの対策はダイレクトに効きます。
終わりに
今回はややフランクにG検定の対策について書いてみました。1週間で合格した方法を記載しましたが、これから受験される方は余裕を持って対策されることを強くお勧めします。
質問などありましたら、コメントいただければ出来る限り答えますので、お気軽にどうぞ。